~ 企業調査について ~
豪雨がしばしおさまったかと思いきや今度はシーズン最強の台風11号が日本に接近しています。通常とは違う複雑な進路のようですが、かなり猛烈な勢力のようで注意が必要です。自然の猛威にヒトは無力と考えがちですが何か対策がある筈です。いざという時に備えて準備を怠らずにしたいものです。
さて今回は企業調査について書こうと思います。「企業調査?」と思われる方もいらっしゃると思いますので少し説明すると、先日のお盆明けからある会社より依頼を請け、ある部品の生産委託を考えているようで、品質的にも技術的にも対応出来そうな会社を全国(北海道と沖縄は除く)から探し出し報告書として纏める仕事です。
企業データを調査すると対象企業が600社ほどあります。まずはその600社のコーポレートサイトや紹介サイトがないか検索サイトで調べます。時には上位表示されていないサイトもあるので注意が必要ですがその作業は比較的簡単に済みました。問題はここからで、対象の会社を抽出しその会社の情報を纏めるのかと安気に構えていたところに、全ての企業データを纏めて欲しいという依頼だったようでそうなると納期が心配です。1社調べて纏めるのに20分程度の時間がかかるので半日要しても10社程度しか出来そうもなく2人で手分けし、最近はほぼ毎日その作業に没頭しています。
1/3程度調査したところである傾向が見えてきました。一つ目はその技術を必要とする大企業の近隣に集中しているということ、二つ目は全ての工程において対応できる会社はほんの一握りだということです。当然と言えば当然ですが、ある部品を製造しようと思ったら、納入先が近隣にあれば利便性が高くなり、またあらゆる工程をふまないと形にならない訳で、ひとつでも工程が欠けるとその会社の外注先に頼ることになり結果としてコストアップにつながります。
多くの中小企業は必要とされる部品を製造するために設備投資をし社内で一貫生産できる体制を長い歳月をかけて整えているので、対象の部品に見合った設備や技術を保有している会社を見つけることはなかなか難しいですよね。
なんにせよ折角のご依頼なので精一杯頑張ろうと思います!
ご覧いただき有難うございます。
2022年9月2日:宮本 記