2022年8月19日「海外RYOKO」

以前に「海外RYOKO」でご縁のあった方々への発信から、より多くの方々への発信となりました。よろしくお願いいたします。

先日、お客様よりAISI規格材の問合せをいただきました。
アメリカの材料規格にはASTM/米国材料試験協会 (American Society for Testing and Materials)などありますが、今回の問合せはAISI/アメリカ鉄鋼協会(American Iron and Steel Institute)規格でAISI8620H(機械構造用ニッケル-クロム-モリブデン鋼)の問合せです。ASTM材などを在庫している韓国で探してみましたが入手は難しいようでした。そこで、JIS規格での相当品を調査するとSNCM220Hが該当するようです。H材なのでSNCM220にプラス無酸化調質から焼き戻しも必要となります。協力会社のお陰でJIS相当品SNCM220で希望のサイズに近い素材を市中材で見つけることができました。これを外径を加工して無酸化調質から焼き戻ししての調達は可能なようです。無酸化調質が込み合っているとの事で納期が心配ですが、とりあえずメーカーからの回答を待とうと思っています。

前回ご紹介したBCP対策として依頼を受けた加工企業600社の調査を開始しました。
これから1.5ヶ月間で纏めて報告する予定です。
貴社におかれましても「お困りごと」があればご是非ご相談ください。解決のお手伝いをさせて頂きます。
引き続きよろしくお願いいたします。

2022年8月19日:河﨑 記