■高精度測定を「誰でもできる」にする非接触式三次元測定機購入
広島県広島市でパイプ曲げ加工品を得意とし、建設機械部品などの製作を手掛ける松尾工業株式会社が自社で製作した部品や製作に使用する治具を測定する目的で三次元測定機を新規購入しました。
三次元測定機は高精度な測定が行える半面、実際に測定する際は知識やスキルが必要とされるため、専門性が高く教育を受けた専任者により運用されるケースが多くみられ誰でもできるとはいかないもの……それでも三次元測定機による高精度測定は製作品や治具の状態把握に必要な測定結果の精度と測定に掛かる時間が短縮できる面は大きなメリットになります。
そこで同社が購入したのは一般的な門型の接触式三次元測定機ではなく非接触式の三次元測定機でした。
■机の上に置ける3Dスキャナ型三次元測定機
購入した三次元測定機はキーエンス製3Dスキャナ型三次元測定機 「VLシリーズ」。
従来の接触式と違い測定ステージに置くことができて測定時の光が当たるものであれば360°まるごとの測定ができる上、測定可能範囲からはみ出すような大きな測定物でも分割して測定したデータを結合し解析ができるというもの。
また、門型の接触式であれば機材を置くのに一部屋必要なサイズとなったりすることもありますが、こちらの三次元測定機は非常にコンパクトで設置場所の確保も容易、実物の大きさはまさに机の上に置けるサイズとなっています。
取材時は設置後のセットアップが完了していないとのことで運用を開始はしておらず、近々セットアップとサポートを受ける予定とのこと。
運用を開始すればまずは小物部品やサイズの小さな治具などから試し、複雑に曲げたパイプ製品など色々と測定したいと運用開始が待ち遠しい様子でした。
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