有限会社奥田工作所が新たな機械加工設備を導入。
ロボットアームと材料や部品を一時的にストックしておくストッカを備えるマシニングセンタにより、人がつかずとも加工を行うことができる自動化システムの運用を開始しました。
■段取り後は長時間無人運転による機械加工で省力化
同社が今回導入したのはMazak製のマシニングセンタVCN-460とロボットアームとストッカMA-20/400、専用ソフトによる自動化システム【MAシリーズ】。
中四国での導入第一号となるこのMazak製マシニングセンタ自動化システムは、メーカーで自動化システムとしてラインナップされたもののため、汎用ロボットアームを用いたものに比べて煩雑なティーチングが不要なこともあり、導入・運用の手間などが少なく短期間で運用が開始できたそうです。
現在は単純な穴あけ工程を流しながらエラーの洗い出しなどを行いつつ運用しており、人がついて半日で行う加工を1日でおこなっている状況とのこと。
現状100%の効率での稼働とはなっていないものの、素材の搬入から完成品の搬出はロボットアームが行い、ストッカは素材・完成品の多段積みも可能なため、長時間の無人運転による量産品の加工に威力を発揮できると見込んでおり、自動化により作業者が別のことに時間を使えることも含め、今後の生産性向上に期待が高まっています。
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