機械加工にて製作した小物部品について、社内で塗装までおこない製品として仕上げている有限会社奥田工作所が塗装設備を更新し運用を開始、作業の効率がよくなるとともに塗装の仕上がりも向上しました。
■オーダーメイドの塗装設備でムダとなっていた作業を解消
今まで同社は一般的な乾式塗装ブースを使用、塗装時の固定方法についても部品によっては平置きで片面塗装→乾燥→反対面の塗装の工程を踏んでおり、状態によっては塗装面へ接触痕が残ってしまい補修が必要になることもあったため、塗装作業においてのムダとなっていました。
そこで導入したのがオーダーメイドの手動レール式吊り下げ塗装ブースです。
これにより自社内で塗装をおこなう製品について、平置きから吊り下げへと塗装時の固定方法を変更し、接触痕の発生を防止することができ補修の手間が激減。
また、新たに水洗式塗装ブースへ交換したことで塗装ミストの捕集能力が上がり、作業環境の改善と塗装品質が向上、温度制御付きのガス式乾燥炉との組み合わせで効率も上がったとのこと。
併せて自動ラインにはせず手動式としたことで、塗装数量や状況に合わせて塗装順の入れ替え作業も容易にできることから生産対応力も向上。
同社では、今後も積極的な改善をおこなっていく考えとのことです。
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