山口県周南市でマシニングセンターによる切削加工を中心に金属加工を手掛ける高橋鉄工株式会社が新規でマシニングセンターを導入、既設のマシニングセンターでは対応できなかったサイズの製品も加工できるようになりました。
■2,000mm×800mm のテーブルと最大積載質量2,500㎏で大物製品の切削加工に対応
精密加工技術とセル生産方式で金型など数の少ない精密高精度な製品を扱うことを得意とする同社には様々なサイズの金属加工品の依頼があるものの、昨今の金型の大型化などの流れにより従来の設備ではサイズや重量の問題で断らざるを得ない仕事もあったとのこと。
そんな同社が今回導入したのはOKUMA 製の立型マシニングセンター「MB-80V」の特別仕様機。
テーブルサイズ2,000mm×800mm、最大積載質量2,500kg という同機のスペックは既存設備よりも寸法で一回り大きく質量で2 倍以上の積載が可能となっており、以前は対応できず断っていた大物製品の加工などで導入直後から高い稼働率を維持している様子。
また熱変位制御技術により温度変化による㎛単位の加工精度のズレを抑える機械側の機能と技術・経験というオペレーター側の能力が組み合わさることにより、強みとする「精密」「高精度」な仕上がりという大事な部分はそのままに、より大きなサイズの加工品に対応できる体制になったそう。
加えて新しい研削盤や加工場への遮熱塗料施工による温度環境の一定化など、さらに高まる加工品への「精密」「高精度」への要求に応えるために進化を続けています。
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